ボビー  闘病生活



梅雨に入る前に手術を受けたありさに続き、今度はボビーが
手術を受ける事になった。突然のことに戸惑うお気楽。
一時は「覚悟」の二文字も浮かびましたが病名が判明して
毎日早く治る事を祈って闘病生活を支えてきました。

やっと回復に目途が立ってきたので、経過をここに記しておこうと思います。






2007年10月22日(月)

深夜外出から帰宅すると、ボビーの顔がおかしい事に気づく。
「お前いったいどうしたの?」
口からダラダラと滝のようにこぼれ落ちる涎。拭いても拭いても止まる事が無い。どうしていいか解らず
ただティッシュで口を拭いてやる。ボビーはそんなお気楽をただジッと見ているだけで泣くわけでもない。

そう言えば数日前”ツー”っとボビーの口元から落ちる涎を見た。だけどその時はその一筋だけだったの
で気にも止まらなかった。ただ口元を拭いてあげただけだ。あの時から異変は起こっていたのに気づき
もしなかった事が悔やまれる。

島は動物病院が24時間体勢ではないので、とりあえず朝を待って病院へ連れて行くことに決める。
2007年10月23日(火)

病院に連れて行くと先生に涎が止まらない事を告げる。2日くらい前からフードを半分残していた事。昨夜は全く御飯を食べなかった事。夜中に一度吐いた事、内容は胃液だった事も。
先生は首を傾げボビーの首に注射を打つと「とりあえず様子を見て明日連れて来て」と言う。
その日ボビー帰宅。

「犬が涎を垂らす」って事はかなりダークなイメージが付いているお気楽。連日病院に通うも原因がハッキリしない事でどんどん悪い方へ考えが進んでしまう。グッタリしているボビーを見るとあまりに切なくて、「この子ダメなんだろうか?」と.....
2007年10月24日(水)

前日と同様、ご飯も食べず水も舐める程度。夜中に水をこぼしたらしく体中水だらけ。それと一緒に背中
にウ○チを背負っていた。外へオシッコに出すと注射のせいか結構黄色い。外から戻ると体を洗ってや
るがお腹の辺りにお湯をかけると痛がって暴れる。なので濡れタオルで拭いてやる事に。

病院へ連れて行くと、また注射を打たれ「夕方までこんな調子なら連れて来て」と言われる。
夕方パパの帰宅を待って病院へ。

今度は流石に腕から血を抜き取り、同時にレントゲンを撮影。そこで腸がおかしい事が判明。はっきり
解らないが、”腸閉塞か腸捻転”かもしれないと告げられる。そこでバリウムを飲ませ明日また来てくださいと言われる。(そんな悠長な事を言っていて大丈夫なのか心配になり)「今夜中になんとかなるって事はないですよね?」と念を押してしまう。一度家へ帰ってしまえばどんなに急患でも明日の朝までどうにも出来ないからだ。血液検査の結果では大丈夫だと言われ連れて帰る事に。

帰る前に口から入れられたバリウム。それまで口を開けることを拒んできたボビーにとってかなり痛い事だったらしく、苦しそうに暴れ痛いと言って泣いた。それを大人3人で抑えていた。とても辛かったが何とかこの状況を乗り切る為に歯を食いしばる。
2007年10月25日(木)午前

朝病院へ連れて行く。バリウムを飲んでいるのでレントゲン室へ。撮影の間もボビーは嫌がって少し抵抗したらしいが勝てるわけが無い。先生に叱られながら何とか撮影される。現像を待つ間も沢山の患者さんが入れ替わり立ち代りメンバーが変わっていく。あまりの緊張とすでに4日戦っているのでお気楽の胃もやられて座って待っているのも切ないくらいだった。それでも逃げるわけには行かない。ボビーはその何倍も辛いんだと自分に言い聞かせ長く感じた時間をひたすら待った。結局バリウムは胃と腸の最初の方に溜まったままで先へと流れていなかった為、何らかの理由で閉塞しているだろうという事になった。閉塞していてもバリウムを飲ませる事で回復する事もあるらしく、先生がもう一日待ってみるかと言い出す。

だけど、それを受け入れるには余りにも日数が掛かっている様に思え「切って下さい」とお願いする。
それを受けて午後手術する事に決まった。

ボビーをそのまま預け、夕方結果を聞きに来る事に。
25日夕方

パパの帰宅後病院へ。ボビーは手術も無事終わり入院室で麻酔にボーっとしていた。覚醒はしているらしいが呼んでも反応が無い。話しかけてみるが変わらず。看護士さんの話によるとちゃんと聞こえているとの事。切った後は下になっているので解らない。お腹を切った時腸が細く1箇所に固まっていて胃もガスが溜まり紫色になっていたらしい。下腹部にはガスが溜まりそれが腸を上へ押し上げ圧迫された為涎が止まらなくなったとの事。一旦内臓は体外に出され手で揉み解すとガスが抜けるのと同時に腸にも血が流れ色もよくなって来たらしいです。内臓は何処も異常なし。腸の一箇所を切開し中のものを取り出すと”これ”といったものは見当たらず毛の様な物がちょっと出てきたらしいです。でもそれだけで腸が閉塞されるという事はないらしいのですが....。(糸のようなものは返って怖いらしいです)
結局"問題”という所は見つからなかったわけですが、腸閉塞は一度なるとまた起こる可能性があるので経過観測が必要との事。

この時点で以降3日間は絶食水。その後水から始まりフードへ。退院は次の火曜日と言われ帰宅しました。
2007年10月26日(金)

午前中面会に行く。ボビーは看護士さんに抱っこされ出てくる。診察台の上に置かれたボビーに近寄ると「ボビー、お母さん会いに来たよ〜。どうだ?大丈夫か?」と声を掛けるも無視。散々痛いことをされ置き去りにされた腹いせなのか、一向に顔を見ようとしない。それでもまた診察台の上。又痛いことをされるのかと気が気ではない。実際ボビーは首の後ろに注射を打たれる。そして面会を終えるとさぁ〜っと入院室へ回収されていった。また明日面会に来るよ〜。
2007年10月27日(土)

土曜日は午前中の診療だけなので10時半頃面会に行く。でも土曜。やっぱり患者さんは多い。面会の場合は後に廻される。余りに患者さんが多いのでひと段落した頃、「ボビー君出してあげて」と看護士さんに先生が声を掛けてくれた。面会だけなので待合の一角で静にボビーと語らう。ボビーはずっとお気楽に抱かれていたので(てか、抱っこしてくれとリクエストに答えたので)午後から左腕が上がらないほど筋肉痛になった(┳◇┳)。注射を打たれた後またボビーはまた入院室へ。又明日〜。
2007年10月28日(日)

日曜日、パパが珍しく仕事だったので今日も一人で面会へ。やっぱり午前中だけだったので12時過ぎに行ったらラッキー♪、空いてましたよ^^。絶食水は今日まで。先生に引かれてボビーは歩いてきた。お気楽の顔を見るより地面をクンクン探し物をして歩いている。おなかが空いているので水と食糧を探しているのだ。でもそこは病院。そんなものあるわけない(゚m゚*)プッ

看護士さんの話では、丁度ボビーのゲージの前に排水口があり掃除をするとそこへ水が流れていくのだそうな。ボビーはそれを追うように首を振り鼻を柵から出すようにして水を飲みたそうにしてるんだそうな。それを見ながら看護士さんが「ボビー、このお水は汚いからダメだよ〜」って話しかけると悲しそうに眺めるんだと。そして一日中あっち向きこっち向きしながら寝ているんだとか。
「ボビー君は寝るのが大好きなんですね」と言われ、「あぢゃぁ〜(ー_ーゞ イヤァ」

この日、先生がボビーを連れて帰ってもいいんだけどっておっしゃったんだけど、そんな水も御飯も食べてない子を連れて帰っても困るだけなのでやっぱりそのままお泊りに。
2007年10月29日(月)

今日は昨日の代休でパパが休み。ボビーは今日から絶食水を解かれるので午後一に行った方がいいのでは?とそれまでに用事を済ませる事に。この日は雨。結局用事ももう一つって感じだった。

5時からの病院に早めに着いてしまった為、ありさを連れて散歩に。病院が開き幸い早い内に面会できた。朝からお水も飲んで吐くことも無かったのでこの時初めての食事を与えられる。
缶詰【ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食)a/d 半分】
最初は毒でも入っているかとかなり気難しそうに匂いを嗅ぎ、なかなか口をつけようとしなかったのだけど、ちょっと舐めてみたら美味しかったらしくそれでも少しずつ丁寧に食べ始めた。その様子を見ていた先生が「とりあえず今日連れて帰って様子を見ましょう」とおっしゃったのでボビーは退院する事になった。4泊5日の入院生活でした。

明日からはまたボビーを連れ病院通いです。

家へ連れて帰るとさっさとゲージに入れられ軟禁状態。まぁ体力も戻ってないからまた眠り呆けてます。
2007年10月30日(火)

退院一日目の朝、おしっこをさせに庭へ。暫くウロウロしながらおしっこをしたボビーの顔を見て血の気が引きました........なんでまた涎垂れてるの......????

半泣きで部屋へ連れて入ると口を拭きゲージへ。パパに報告して二人でうなだれる。
この状態で御飯を食べさせるのが怖かったので、とりあえず病院へ。
先生に話すと「ほぉ〜」と言われ首に注射を打たれて、「大丈夫だから御飯あげてください」と一言。夜の分の缶詰も頂き帰宅。とりあえず食べさせてみると食欲はありまぁまぁ元気。涎も止まっていたので何があったのか?

午後から何度かおしっこをさせに外に出すのだが、またしても涎.....庭に刺激物でも???

ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食)a/d 1.5缶
2007年10月31日(水)

今日も朝庭でおしっこをさせる。涎は止まっていた。いったいなんだったのだろう?という事で関心事はう○ちへと変わってきてます。病院へ行って先生に変わった事はないと告げ、う○ちがまだですと言うと「まだ出るほど溜まってないんですよ」との事。そうかぁ〜。がっつり食べろよ、ボビー。

で、この日病院へ行く前にご飯。缶詰が無かったのでカリカリを与えるとそっぽを向いた。むかぁ〜〜〜〜!お前、それは完全に”贅沢病”だろ...。セに腹は変えられないので仕方なく缶詰を購入。しかし、そのまま与えるお気楽ではない。かなづちでカリカリを砕いて缶詰を混ぜて与えました。それでも美味しい匂いに誘われて、バクバク食べるではありませんか。お気楽の勝ちですv。

ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食)p/d +アイムス ラム&ライス成犬用
2007年11月1日(木)

今日は曇りのち雨。午前中はそれでも何とか雨は降らずだったので朝ボビーを外に出し軽く近所を散歩させる。昨日まで御飯はちゃんと食べるのだが、なかなかう○ちが出ず。今日も最初はおしっこばかりだったが、大分歩きもシャキシャキするようになった。近所を散歩と言っても7・80mあるかどうかを行ったり来たり。今日も出ないのか......と諦めが入った頃、やっと立派なう○ちをしてくれました。
開通おめでとう!

朝ごはんを食べさせて病院に行き先生に報告。明日からは飲み薬で様子を見ましょう〜♪という事でめでたく病院通いは終わりましたぁ〜☆でも、暇に任せてお気楽の目を盗んでは自分で抜歯を試みているらしく、お腹の傷が化膿して膿が溜まっている有様。病院から帰ってタオルでズボンを縫ってみるものの、流石に胴長のコーギー。長さが足りない_| ̄|○
って事で結局怪我にはさらしさぁ〜と、腹にさらしを巻いてやりました。もっとも空気に触れないと治りが遅いのであくまでも傷を舐めない程度です。そんなボビーは「こんなに昼間寝ていていいのか?と思うほど夢の中へレッツゴー。」

飲み薬を5日分もらって来ているので、次回来院時にフィラリアもお願いする。抜糸は.......いつだ?

※ 薬の他に缶詰も5個程購入。最初は缶詰オンリーでしたが、流石にお気楽財布が持ちません(┳◇┳)という事で、ドライフードを細かく砕き缶詰と混ぜて食べさせるという大技に出ました。これが正解!
後はボビーの嫌いな錠剤をどうやって食べさせるかが課題です。



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